【コラム】体育会学生が質問力向上のためにやるべきこと

就活ノウハウ

会話していて、相手から何の質問もないと「ちゃんと聞いてる?」って思いませんか?

こんにちは、アスリートプランニングの川野です。

アスプラでは12月からほぼ毎週、体育会学生を積極採用している企業様に集まっていただき、体育会学生のためだけのキャリアセミナーを実施しています。
忙しい時間をやりくりして就活をする体育会学生が、参加する価値のあるイベントにしているため、他のイベントとはいろいろと違うのですが、大きな特徴の一つが参加人数を制限していること。
学生と人事の方が少人数制でしっかりお話できるため、一人一人をちゃんと見てもらえるというメリットがあり、イベント後に企業様から様々なフィードバックをいただきます。
毎年、やっぱり体育会学生の礼儀正しさや元気さ、聞く姿勢などは別格だね、と褒めてもらえるのですが、一方で、毎回「もっと頑張ってほしい」と指摘される部分があります。

それが、質問の「量」と「質」。
「就活を始めたばかりの学生が多いのかな」とか、「質問が全然出てこないということは、うちに興味がないのかな」なんて言われることも少なくありません。
一般の学生に比べて就活のスタートが遅かったり、絶対量が少なかったりという要因はありますが、就活という土俵に立ったら、そんなことは言い訳になりません。

今回は、体育会学生が質問力をつけるためのお話です。

人から言われたことに疑問を持たずに飲み込んでしまいがち

先輩後輩の上下関係が厳しかったり、監督やコーチの権力が圧倒的に強かったりすることが多い体育会部活。
普段の練習方法や、試合での戦略、部の方針などが上から降りてきた時には、よっぽどの場合をのぞいて、いったんその通りにやってみるという部活がほとんどです。
良く言えば素直なのですが、悪い場合には思考が停止してしまっているということも。。。

「競技歴が長く、知識も経験も圧倒的に自分より多い監督が決めたことだから」
「自分よりも良い結果を出している先輩が言っていることだから」
と、自分の意見を飲み込むことを繰り返しているうちに、そもそも疑問を持つことすらしなくなってしまいます。
もちろん、そうではない部もあるのですが、多くの場合は「上の言うことは絶対」なので、日常的に「疑問」を持つことをする習慣が身についていないのです。

体育会学生の多くは、そんな環境で過ごしてきているので、いきなり「質問はありますか?」と聞かれても、なかなか出てこない。
特に、体育会以外の学生に比べて全体的な就活量が少ないこと、動き出しが遅いことを気にしてしまい、疑問があったとしても「自分の質問はとてもくだらないものなのではないか」と思って発言できなかったりします。

「何も考えてないから言いなりになるんだな」と思われるのと、「自分の意見と違ったとしても、まずは素直に受け入れて動いてみるんだな」と思われるのでは大違い。
「いいところついてくるね」と思われる質問力を身につけて、周りの学生に差をつけましょう。

自信の持てる質問を最低10個は作っておこう

「当たり前のことじゃん」と思うかもしれませんが、質問ができない人はこれすらもやっていないということ。
その場でいい質問が思い浮かばない、思いついた質問に自信が持てなくて発言できないという人は、まずここから。
「就活 質問」などでネット検索したら、よくあるベタな質問一覧みたいなものも見つかりますが、それだとクオリティの高さやオリジナリティはなかなか出せません。
就活の場における質問は、自分の疑問を解消する場でもありますが、同時に人事へのアピールの場でもあります。
「ネットで見つけた定型文で聞いてきてるな」と思われてしまっては、せっかくのチャンスを棒に振ってしまうという悲しい結果に。
事前に用意していくのであれば、自分らしい質問をしっかり考えていった方が良いに決まっています。

考える上で気をつけてほしいポイントは大きく3つあるので、それぞれについて紹介していきますね。

調べて分かることを聞くのは論外

すっごく当たり前のことなのですが、何も用意していってなくて、とっさに考えて出てくるのはだいたい調べれば分かる質問。
合同説明会や個社説明会は調べずに話を聞くこともあるから知らなくて当然じゃないですか、なーんていう人もいるけど、帰って調べればいいだけのこと。
人事の方や他の就活生の貴重な時間を無駄に使うことになってしまうので、「調べても分かるかもしれないけど、聞いた方が早くないですか?」なんて考えは持たないようにしましょう。
調べても分からなかったので、ということであれば大丈夫ですが、探し方が違うだけの場合もあるので、調べて分かりそうな内容を聞くときは要注意です。
「調べ方が分からないな」という時は、みんなで話を聞いている時の質問タイムが終わった後に、「こういうことを知りたいんですが、採用ページなどを拝見させていただければ分かりますか?」と個別で聞いてみましょう。その場で教えてくれる場合もありますし、情報のありかを教えてもらった後に、「ありがとうございます!今日さっそく調べてみます!」と伝えれば、主体性がある学生だなと思ってもらえるはず。(「今日さっそく」というのがポイントです)
ただし、そんなのどこにあるか聞かなくても分かるだろっていう情報(企業概要や募集職種についてなど)について、この技を使ってしまうと、自分で考えてないなと思われるので、気をつけてくださいね。

働くことに前向きであることが伝わるように

例えば、「福利厚生は手厚いですか?」とか「残業は多いですか?」といったような条件についてのダイレクトな質問は「答え次第で選考に進むかどうか決めるんだな」とか「会社に養ってもらうというスタンスなのかな」と思われてしまうこともあります。
たまに、「離職率が高いのはなぜですか?」と会社のネガティブな情報について聞いたりしちゃう人もいて、それはもうシンプルに失礼。女の子に「君ってなんでいつも振られるの?」って聞くのと同じくらいタブーな質問です。
気になる情報ではあると思いますが、そういう質問はOBOG訪問などの場で仲良くなってから聞くか、前向きに聞こえるようにオブラートに包むようにしましょう。例えば、産休について聞きたいなら、「結婚してからも長く働きたいのですが、そういう女性社員の方はいますか?」と聞けば印象も悪くなりません。
就活は条件の良い会社を見つけることや、気に入った企業に内定をもらうことではなく、入社してから活躍できる環境で生き生きと働くことこそがゴールですが、そこを勘違いしている人が本当に多い。
会社を選ぶための情報は別のところで集めるとして、説明会や選考の場ではそういった印象を与えないように注意しましょう。

意図が分からない質問はストレス大

例えば、「社風はどうですか?」といったようなざっくりとした質問に対して、社員同士の関係性について聞きたいのか、会社として大切にしている価値観や文化について聞きたいのかによって答えは変わってきます。
人は何か質問をされた時、その意図が分からないとどう答えていいか分からないストレスがかかります。質問の意図が伝わり、話の方向が明確になるよう、なぜ自分がそのことについて知りたいのかを枕詞につけるようにしましょう。
例えば、「部活動を通して、結果を出すためにはメンバーの気持ちをひとつにすることが大切であることを学んだのですが、御社の社員さんが大切にしている価値観について教えていただけますか?」と聞いた方が、答えやすく、アピールにもなるというわけです。
ただし、枕詞が長すぎても、「結局何を聞きたいの?」となってしまい、それはそれでストレスになってしまうので、長々と自分の話を枕詞に持ってくることは禁物。
質問の意図を伝えるため、という趣旨から外れないように注意しましょう。

競技に置き換えて考えてみよう

注意しなければいけないポイントが多くて大変!と思うかもしれませんが、そんなに難しいことではありません。
みなさんがもし今の競技を続けるとして、プロチームを選ぶと想像してみてください。
どんな環境でプレイしているのか、チームの方針はなんなのか、メンバーはどんな人がいて、活躍するにはどうすればいいのか、気になりますよね。
チームのトッププレイヤーが出てきたら、そのチームに関わることだけでなく、そもそもその競技で活躍するにはどうすればいいとか、その人がどんな風に競技人生を歩んできたのかも気になりませんか?
それと全く同じことだと思ってください。
専門的な知識に基づく難しい質問をする必要はありません。
あなたが毎日ワクワク働けるために必要な情報を取るんだという気持ちで、積極的に話を聞く。ただそれだけなのです。
入社してから「こんなつもりじゃなかった」「知らなかった」「聞いておけばよかった」なんてならないためにも、ぜひ質問力を身につけてくださいね。

今回は、質問力アップ入門編。
次回は、もっと質問力を上げるためのお話をお伝えしますので、ぜひ楽しみにしていてください。


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