【コラム】自己分析で損をする体育会学生たち

就活ノウハウ

思い込みに要注意!自分の軸を見極めなければ、就活迷子になってしまう!?

こんにちは、アスリートプランニングの由良です。

就職活動が始まると、必ずやっておきなさいと言われる自己分析。
大学の就職支援センター主催のガイダンスでやり方をレクチャーしてくれたり、就職情報サイトで簡単な質問に答えるだけで自分のタイプが分かったり、いろいろな方法や手段がありますね。
しかし、やればやるほど深みにはまってしまい、「結局、自分がどういう人間なのか分からなくなりました」と迷子になる人も多い。
深掘りすることはとっても大切なのですが、深く掘り過ぎてしまうと沼にはまって抜けられなくなってしまうので、ポイントを押さえて限られた時間の中で自分なりの答えを導き出しましょう。

今回は、そんな自己分析と体育会学生についてのお話です。

ゴール設定を間違うと、スタートダッシュで差をつけられる

そもそも、就職活動の成功は何かということから考えてみてください。

「多くの企業から内定をもらうこと」
内定がもらえればどこでもいいというわけではないですよね。

「希望の企業から内定をもらうこと」
ほとんどの学生はそう思っていますが、実はそれもちょっと違います。

「内定をもらって入社を決めた会社で幸せな人生を送ること」
そう、それこそが就職活動のゴールなのです。そんな先のこと想像できないよと思うかもしれません。
でもよく考えてみてください。1年間必死で就職活動をして、入社して数ヶ月でミスマッチで転職を考えるってどうですか?
体育会学生の中には、〇〇大学の△△部に入りたいと思って、頑張って今の部に入ったという人もいると思いますが、入部して終了ではなかったはず。
部活も入部してからがスタートだったのと同じように、仕事も入社してからがスタートなんです。
企業にとって、「内定が欲しいです」と思っている学生と、「この会社で活躍したいです」と思っている学生、どちらが魅力的かは言わなくても分かりますよね。

でも、社会に出て仕事をしたことがない学生が、何を根拠に「この会社で活躍できます」と言うのか。
企業に、「この学生はうちで活躍しそうだ」と納得してもらうためには何を伝えればいいのか。
その答えが自己分析にあるんです。

「部活は部活」と考えてしまう体育会学生たち

多くの学生は就職活動を「自分が企業から選ばれるかどうか」と考えていますが、それは大間違い。
企業が学生を選ぶ前に、学生が企業を選んでいるんです。だって、企業は自社にエントリーしてきていない学生を選考することはできないのですから。
最近では「逆求人」「スカウト」といった「企業から学生がオファーを受ける」という仕組みも始まってきてはいますが、それだってみなさんが「選考を受けること」を選びます。
だから、企業の選考が始まる前に、自分が企業を選ぶ軸をしっかり持っておく必要があるんです。
そうなった時、多くの体育会学生が言うのが「部活しかしてきてないので、どうやって選んだらいいか分かりません」ということ。
特に、スポーツ推薦や内部進学で大学まで進んできている学生は、「進路を選ぶときにほぼ一択だったから」と頭を悩ませます。
でも実は、体育会学生が企業選びの軸を見つけるのは、体育会ではない学生よりも簡単なんです。
なぜなら、体育会組織と会社組織はとてもよく似ているから。
目標に向かって、上下関係のある組織の中で仲間と協力しながら、自己鍛錬を積み重ねて結果にコミットする。
その中で、どんな時にモチベーションがアップしてきたか、どんな仲間と力を合わせてきたか、何のために努力することができたか、という経験から自分が活躍できる環境を導き出してみましょう。
それこそが、自分に合う企業を見つけるための判断軸になるんです。
自己分析では、これまでの部活環境を見直しながら、自分が活躍できていた時、なぜ活躍できていたのかをしっかり振り返ることが大切です。
名前を知っているからとか、なんとなくなりゆきで、ではなく、自分にあった環境がある会社を自分の意思で選ぶことが、あなたにとってのいい企業に出会う一番の近道です。

レギュラーメンバーに選ばれるのは、「勝つために必要な人」

いい企業を選んだら、今度はその企業から選ばれないと入社はできません。
特に、「この企業こそ!」と思っている気持ちが強ければ強いほど、「御社が好きです!」という一方通行の想いをぶつけてしまう学生が多い。
でも、好きな気持ちが大きいからといって、その会社で活躍できるとは限りません。
これも、スポーツと同じだと考えてください。
もちろん好きな気持ちが大きいことは、競技レベルの上達にも繋がりますが、試合に出ることができるのは「好きな気持ちが大きい選手」ではなく、「試合で勝ちに貢献できる選手」ですよね。
では、監督やコーチに試合で勝ちに貢献できるとアピールする時、何をするのが効果的でしょうか。
答えはとてもシンプル。そのチームが必要としている能力やマインドを持っていて、それを活かして活躍できると伝えること、です。
必要としているものが既に分かっていて、「こういう人がほしい」と広報してくれている場合もあるし、話をしてみてから「君みたいな人がうちに必要だったのかもしれない」という気付きを与える場合もあります。どちらにしても、その会社の今の強み、これから注力したいこと、将来の展望などをしっかり理解しておくことが重要。企業は「優秀な学生」が欲しいのではなく、「自社で活躍できる学生」が欲しいと思っているのです。

時間は限られている!今やるべきことをやっておこう。

3月からは本格的に企業ごとの説明会が始まります。
部活との両立をしなければいけない体育会学生は、エントリーする企業の数も全体平均の半分以下になるため、手当たり次第、企業の話を聞く、ということはできません。
今のうちに、自己分析をして、企業選びの軸と、自分のアピールポイントを整理しておきましょう。
独りよがりな会社選びではなく、自分に合うなと思っている会社をちゃんと選ぶことができれば、後はそんなに難しいことではありません。
全然イメージがわかない!という時には、4年生の先輩やOBOGに「なぜ今の会社を選んだのですか?」を聞いてみることもおすすめですよ。

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