【コラム】体育会学生のインターンシップ事情

就活ノウハウ

インターンシップを諦めるのか、部活を休んで参加するのか

こんにちは、アスリートプランニングの岡本です。 

就職活動の早期化がどんどん顕著になり、それと比例してインターンシップに力を入れる企業が増えてきました。ここ数年では、3年生の6月にインターンシップ情報が解禁するというスケジュールになっていますね。
「体育会学生は就職で有利だ」という話をいくら聞いていても、学部やゼミの同期が3年生の夏ころからインターンシップに参加している様子を見て焦っています、という声も多くなってきました。
とはいえ、多くの体育会学生の就活スタートは部活がオフになる3年生の冬頃から。インターンシップに参加したくても、3年生の夏は部活で忙しくてそれどころではないというのも事実。
冬のインターンシップに参加した方がいいような気もするけれど、興味のある業界・企業のインターンシップはもう終わっているとか、そもそもまだ自分がどういう仕事に就きたいかも決まっていなくてどうしよう…なんて悩みもよく聞こえてきます。

今回は、そんなインターンシップと体育会学生についてのお話です。

「インターンシップって行った方がいいですか?」

当然、行った方がいいです。
就職活動は、自分の未来や生き方を決めるための活動なので、何だってやった方がいいに決まっています。人生において、やって無駄なことはほとんどありません。

ただし、「行かなければならないですか?」という質問になると答えは変わってきます。
絶対に行かないといけないものではありません。
そもそも、インターンシップは「行けばいい」「参加することに意味がある」というものではありません。みんながやってるから、一応やっておこうくらいの気持ちで参加しても、それではただの校外学習です。

インターンシップで得られるものは大きく分けて4つ。
・働くことを想像できる
・業界(企業)の現実を理解できる
・自分の実力や適性を見極める
・就活の練習になる

このどれを目的とするかによって、どんな条件のインターンシップに参加すべきかも変わってきます。
目的意識をしっかり持ち、その目的を達成できるものに参加しましょう。

自分に合ったインターンシップを見つけるには?

リクナビで約11,000社、マイナビで約9,000社の企業がインターンシップの募集記事を掲載しています。(2018年11月28日現在)
好きなだけ参加できる、というほどの時間的余裕はないので、その中から自分に合うものを選んでいく必要がありますね。
条件での種類は、事前選考・実施日数・報酬・内容の4つで大きく分類されます。
これらの条件を踏まえて、目的別にどんなものを選べばいいのか、代表的なものをいくつかご紹介します。

【第一志望の業界や企業が決まっている人】
→仕事実践型がオススメ!
事前選考あり、実施日数は数日間、実務や体験をしっかり行うものを選びましょう。大企業であれば交通費を出してくれる場合もありますが、基本的には無給です。
企業によっては、営業同行を体験させてくれたり、実際の店舗に立たせてもらって接客をさせてくれるなど、学生同士のワークショップだけでなく、実務を経験をさせてくれる場合もありますので、しっかり準備をして取り組む必要があります。また、本命企業が決まっている人は、逆にライバル会社に行くことで違いを語れるようにする、というのも一つの手です。

【やりたいことが分からない人】
→社会見学型がオススメ!
事前選考なし、短期間(できれば1Day)、仕事内容の体験ができるものを選びましょう。ほとんどの会社が無給、交通費も自腹になります。
内容が座学のみの場合は、自分が求めている内容とは違ったり、物足りなかったりすることもあります。もちろん、その企業の人事や社員と話したいということであれば問題ありませんが、広く業界について学びたいのであれば、多くの企業が集まるキャリアセミナーなどに参加した方が効率よく情報が集まる、ということもあります。インターンシップに参加しなきゃいけないという思い込みは捨てて、目的に合わせた手段をとるようにしましょう。

【実力を試したい、適性を見たいという人】
→アルバイト型がオススメ!
事前選考あり、実務を長期間行ったり、ビジネスプランを立ててプレゼンするなど、ハイレベルな内容のものを選びましょう。他の2つとは違い、有給のものも多いです。
志望業界がテレビや広告など特殊な仕事をする業界ならば、ぜひ参加してほしいですが、体育会学生で1ヶ月の長期インターンシップ参加はかなり厳しいのが現実。ただし、行きたい会社がそういったインターンシップを実施している場合は、ライバル達はそこに参加しているんだということを頭に入れた上で準備をしておかないといけません。

「体育会なのでインターンシップに参加する時間がありません」は時代遅れ

数年前まではインターンシップに行く体育会学生はほとんどいませんでした。
アスプラとしても、学生からの質問に「インターンシップは行けるなら行くといいよ」くらいのトーンでお答えしていたのですが、最近では体育会学生のインターンシップの参加率も上がってきています。
2016年卒の調査ではインターンシップに参加した体育会学生は約56%だったのに対し、2019年卒では約82%の学生はインターンシップに参加したと答えており、これは体育会を含む全ての学生と同等の参加率です。
もちろん、参加日程や社数は全体に比べると少ないですが、「体育会なのでインターンシップには参加できません」という言い訳は通用しなくなってきているのが現状。
だからと言って、何でもかんでも行けばいいというわけではないのは最初に伝えた通りで、部活の忙しい時間を調整して参加するのであれば、ちゃんと自分の目的を果たせるインターンシップを選んで有意義な時間にしましょう。

特に、同じ競技をずっと続けていたり、アルバイトなどを何もせずに部活一筋で頑張っている人は、同じような価値観の人たちに囲まれた時間を過ごしていて、視野が狭くなっていることが多いです。
「〇〇業界で働いている先輩が多いから」とか、「仲の良い先輩が〇〇っていう会社が楽しいって言ってるから」みたいな理由で志望業界を決めようとしている人は、自分にとって何が大切かを考える機会としてインターンシップを活用してみることをオススメします。

インターンシップに参加できない学生がやっておくべきこと

これまでインターンシップについてお伝えしてきましたが、「参加しなきゃ行けないのはわかっているけど、時間的に絶対無理!」という人もいますよね。
そういう人は、インターンシップに参加する代わりに下記の3つを試してみてください。

【1】幅広い業界の話を聞く
大学が主催している先輩達との座談会や、アスプラのキャリアセミナーなど、様々な業界の話が聞ける場に積極的に参加しましょう。
インターンシップに参加した学生たちは、少しだけ社会や業界のことに詳しくなります。その結果、自分が本当にやりたいことを見つけたり、しっかりとした志望動機が話せるようになったりするので、そこで差をつけられない努力が必要なんです。

【2】早期選考を受ける
インターンシップに参加するための選考の中には、本番の選考さながらのものも多い。
どんな自己PRがウケるのか、面接ではどんな態度をとるべきなのかなど、場数を踏んでいるかどうかによって、差がついてしまうということも。
テレビ業界や外資系、ベンチャーなど、早くから選考している企業もありますので、面接慣れするという部分はそういった機会をうまく使うようにするといいですよ。

「インターンシップ参加は忙しすぎて無理!」と開き直ってしまうのは簡単ですが、じゃあ代わりにこれをしようと前向きに行動を起こしていきましょう。
できそうもないことを努力で達成してきた体育会のみなさんならきっとできるはずと信じています。

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