【コラム】一般学生より忙しい体育会学生のエントリー事情

就活ノウハウ

エントリー数が少ないと人生を左右するリスクが伴う

こんにちは、アスリートプランニングの岡本です。就活におけるエントリーとは、企業に個人情報を送り、選考へ参加したいという意思表示のことです。実は、一般学生と体育会学生ではエントリー数に2倍近く差があり、一般学生は平均31.7社、体育会学生は平均16.59社です。つまり、体育会学生は限られた時間の中でエントリーする企業を絞り込んで就活しているということ。エントリーが始まるのは就活のルールを守っている企業だと3月からですが、3月以降になると体育会学生は大会や合宿で忙しいですよね。そのため、体育会学生は3月までにエントリーする企業を厳選しておく必要があります。そこで今回は、エントリーに関して体育会学生にオススメの動き方を紹介します。

納得のいく進路の獲得には十分なエントリー数が必要

エントリーする企業が少ないと自分に合った企業に行けなくなるというリスクがあります。エントリーが少ないと、選考に通過できなくて苦労したり、入社後にミスマッチを感じてしまうことがあるからです。就活における面接は少し特殊なため慣れるまでの最初の数回は上手くいかなくて当然なのですが、エントリー数が少ないとコツをつかむ前に全部落ちてしまう、ということが起こります。また、面接が後半になるにつれて業界研究の深さなどが結果に影響するため、最初の方の面接は順調でも3次面接以降で全落ち、ということも。その頃に、新たにエントリーしようと思っても他の会社の受付は終了していて、選べる会社がほとんどない、という状態になってしまうのです。また、視野が狭いが故に自分に合った企業が分からないままどこかに入社した場合、入社した後に自分がやりたい仕事ではなかったと判明したり、会社の風土に馴染めなかったりと苦労します。今は、「第二新卒」といった言葉もあり、そこから転職することも可能ですが、就活時の考えの甘さは露呈しますし、なにより就職してすぐ転職のことを考えるなんてことは避けたいですよね。つまり、自分とってよりベストな企業へ入るためにはエントリー数を担保しないといけないということです。

プレエントリーだけでほっとするのは危険

エントリーには、プレエントリーと本エントリーの2種類があります。プレエントリーは説明会や本エントリーの案内を受け取るための申し込みで、個人情報を会社に送信します。これは主にリクナビやマイナビなど就活情報サイトから行うことができます。本エントリーは面接を受けるための申し込みです。エントリーシートを送り、筆記試験があるところは試験を受けることが本エントリーになります。エントリーシートでは個人情報以外に「学生時代頑張ったこと」「志望動機」などの設問で人物への理解を深めるという意図があります。プレエントリーは大手企業など就活ルールを守る企業が3月1日から、外資企業・テレビ業界・ベンチャー企業・中小企業などは3月以前からできます。3月1日からプレエントリーできる企業を受けたい場合、初日から目をつけている会社を20社ぐらいプレエントリーし、その後も都度追加しながら合計30~40社ぐらいになるようにするのがオススメです。プレエントリーをして会社説明会に行ってみたが興味がわかず本エントリーはしなかったというパターンはよくあります。それも踏まえて多めにプレエントリーしておきましょう。本エントリーは、プレエントリーした企業から送られるエントリーシートの締め切りや提出方法の案内を見て行います。そのため、提出期限を見逃さないように通知やメールはこまめにチェックしないといけません。

冒頭で、一般学生と体育会学生ではエントリー数に2倍近く差があり、一般学生は31.7社、体育会学生16.59社と伝えました。これは、体育会学生だから少なくていいというわけではありません。とは言え、部活がある分、一般学生と同じ量の企業を受けるのは現実的に考えて難しいです。だからこそ、事前に準備をしておいて完成度の高いエントリーシートや面接での受け答えで勝負しないといけないのです。エントリーシートを提出したあたりから持ち駒が減ってきます。減ってきたなと思ったら早めに追加でエントリーしたほうがいいでしょう。すべて合否が出てから追加するとなるとエントリーを受付している企業は限られてきてしまいます。

戦略的なエントリーでより満足できる進路を選択可能

エントリーする企業を決めるときに意識してもらいたいのが、様々なレベルの企業にエントリーすることです。挑戦企業として人気の高い大手企業、妥当企業として自分に合ったレベルの企業、滑り止め企業として内定がもらえやすそうな企業を受けるなどと様々なレベルの企業を受けて、どこからも内定をもらえないということを避けるためです。例えば、レベルの高い大手企業ばかり受けていて、結構選考が進んでから落ちて絶望している体育会学生は毎年少なくありません。体育会の経験やコミュニケーション能力は就活において評価されやすいため、最初の方の面接はスムーズに通過するのですが、業界研究や企業研究が甘いと役員や人事部長が出てくる面接で落とされてしまう、なんてことはよくあります。大手企業は6月から面接をやることが多いので、その時期に全て落ちてしまっても、もう大手企業のみならず多くの企業の募集は終わってしまっています。それを回避するために、大手企業にチャレンジする前の段階で早めに内定を獲得しておく方が賢明です。

では、自分のレベルはどのように判断したらよいのでしょうか。主に2つの判断基準があります。1つは、インターンシップを参考にします。インターンシップに参加するための選考結果やインターンシップのワークショップなどで、上手くいったかどうかで判断する方法です。ただし、インターンシップの選考に落ちたからといって望みがないわけではないので、挑戦企業として再トライしても大丈夫です。もう1つは、学内説明会にその企業が参加しているかどうか、企業の採用大学実績に自分の大学や同じレベルの大学があるかどうかです。学内説明会に参加しているということは、企業があなたの所属する大学の学生を採用したいと思っているということです。採用実績に自分の大学や同じレベルの大学が入っているかどうかも、企業がどんな大学を対象としているかどうかを判断できます。

さらに、同じ業界だけにエントリーするのではなく、なるべく複数の業界にエントリーすることをオススメします。人によって「合う業界」「合わない業界」があり、評価されず内定がもらえない業界と高評価で内定がもらいやすい業界とわかれることもあります。「絶対にこの企業に行きたい!」と思っていても、その志望企業から絶対に内定が出るとは限りません。その会社から内定をもらうまで一生親に養ってもらう、ということではないのなら、「卒業とともに就職する」ためのリスクヘッジは考えなければいけません。エントリーの段階では本命以外も選択肢に含めましょう。エントリーの前段階での会社選びの方法は下記コラムを参考にしてください。

【コラム】体育会学生がよくやる会社選びの失敗
https://asupura.com/2021/knowhow/detail.php?knowhow_id=6115

エントリー数は人それぞれスケジュールによって変動

何社エントリーしたら安心というはっきりした数字はありません。しかし、例えばですが、5社などと少なすぎるのは危ないということに間違いはありません。かと言ってエントリーしすぎると、どれも企業研究が中途半端になりどこからも内定がもらえなくなるかもしれません。バランスは難しいですが自分の3~6月のスケジュールを思い浮かべながら自分に適したエントリー数を考えてみてください。同じ部活の先輩がどれぐらいの企業を受けていたかは参考になるはずです。3月に入る前に就活セミナーに積極的に行ったり、OBOG訪問をしたりと準備していたのにいざ就活本番で失敗しないように戦略を立ててエントリーを行っていきましょう。

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