【コラム】知らなかったはもったいない!特殊な準備が必要な業界

就活ノウハウ

英語力が必要なグローバル業界、発想力が必要なテレビ業界、OBOG訪問が必要な広告業界

こんにちは、アスリートプランニングの岡本です。
「就職活動は、会社選びをしてエントリーシートや筆記試験、面接の対策をすれば大丈夫」って思っていませんか?
しかし、業界によっては「一般的な就活対策」だけでは補いきれない要素を重視している場合があります。そして、その業界の志望度が高い学生ほどしっかり準備してきているため、選考直前に気づいても勝負になりません。ライバルに負けないためには、早いうちから準備しておく必要があるんです。
具体的には、英語力が必要な海運・航空、プラントエンジニアリング、総合商社、重工業。視聴者ではなく制作者目線に立って発想力を磨かないといけないテレビ業界。OBOG訪問が評価に影響する広告業界など。
これらの業界を志望している人は、自分がどんな準備をいつやるべきなのかを知って、早めの対策をしてください。
今回は、その対策と準備についてのお話をします。

企業は将来的に英語を使いこなせる人に内定を出したい

英語というのは短期間で簡単に身につくものではありません。毎日の積み重ねで徐々に力がついていくものですね。そのため、海運・航空、プラントエンジニアリング、総合商社、重工業の業界を志望する人は早めに準備に取り掛かる必要があります。
なぜこれらの業界で英語力が必要かというと、当たり前ですが、仕事で日常的に使うからです。航空業界だと外国人のお客様相手に接客をしないといけなかったり、海運業界だと海外からの荷物の搬入、海外への荷物の搬送を行うので、外国人の方と英語でコミュニケーションをとる必要があります。英語力が高くない状態で入社する人もいますが、入社後必ず勉強しなければなりません。企業は入社後英語力をつけてくれる人、そして英語を使いこなせる人を採用したいのです。

英語の資格にはTOEIC(トーイック)・英検・TOEFL(トーフル)・IELTS(アイエルツ)など様々な種類があります。TOEICは多くの日本企業が採用基準として取り入れており、社会人向けの英語資格として人気No.1です。英検は日常会話を題材としているのでビジネス向きの英語力の証明には弱いです。TOEICと英検は日本ではメジャーですが、ともに日本で作られたものなので、全世界的に浸透しているものではないです。一方でTOEFLやIELTSは海外へ留学する際に使用できる資格ではありますが、問題が難しく受験料も高いため効率のいい手段とは言えません。

TOEICで点数を伸ばすには、まず「〇月までに△点」取ると決めましょう。その時期から逆算していつから勉強を始めればいいのか考えます。注意してほしいのは初回の受験で目標点数をとるのは難しいということです。何回か受けながら試験時間の配分を調整していく必要があります。

その他英語を身につけるためのおすすめの方法を紹介します。
好きなものに結びつけて英語への抵抗感を減らす方法です。例えば、好きなスポーツの試合を英語実況で見たり、好きな外国人選手に関して検索するときに英語で検索して英語サイトを読んだりするなど。
単語を覚えるときは、日本語の意味を叩き込むよりも画像などのイメージで覚えた方が定着しやすいので、単語を画像検索してみるといいでしょう。
テキストを使って勉強するときは、その日1日で新しいページ、1日前にやったページ、1週間前にやったページ、2週間前にやったページ、1か月前にやったページを覚え、繰り返すことで記憶が蓄積されやすいです。1回で覚えられる人もいればもっと繰り返さないと覚えられない人もいるので個人差はあります。

テレビ好きなのは当たり前!テレビを制作する側の視点を磨くべき

テレビ局で働くということは、どういう職種であれ「多くの人に愛される番組づくり」に携わるということです。つまり、テレビ業界の選考で見られているのは、あなたが入社することでより良い番組づくりに影響を与えられるかどうか、ということ。テレビ業界を志望する人にありがちなのが「●●という番組が好きだから自分も関わりたい」という志望動機。しかし、会社としては「テレビが好きな人」ではなく、「テレビマンとして活躍できる人」が欲しいので、関わりたいというのであれば、自分が関わることでより良くなるということを伝えないと、採用したいとは思ってもらえません。なにより、テレビ局の面接に来る学生はほとんど全員がテレビ好きなので、アピールせずとも伝わっていますし、差別化もできないのです。

差別化のためには、「あの番組のキャストは●●を使いたい」とか「●●という企画がヒットすると思う」などとテレビマン目線の意見でアピールする必要がある、と考える学生が多いです。しかし、毎日命を削って番組を作っているプロに、学生が考えた企画がおもしろいと思ってもらえることは、厳しいようですがほとんどありません。選考に落ちている体育会学生の多くは、自分が撮りたい、伝えたい、という思いつきで話を展開してしまい、その番組を放送したとしてヒットするかどうかの根拠まで考えてないと判断されてしまうパターンが多いです。
特に、毎年多くの体育会学生が「マイナースポーツを広めたい」「スポーツをやっていない時のオフの時間のドキュメントを撮りたい」と言いますが、スポーツ番組の視聴率はどの番組においても厳しいのが現状。さらに、体育会だからスポーツをやりたいというのもありきたりです。それでもスポーツにこだわりたい場合は、オリンピックに出場できるレベルの選手がいるから数年後にはこのマイナースポーツは注目されると伝えるなど、「みんなが見たいもの」という基準で考えてみましょう。スポーツのみならずどんな企画を発案するときも、世の中で流行っていること、流行る予兆があることも一緒に考え、人事を納得させられる必要があるのです。

また、テレビ業界にはクリエイティブテストという特徴的な筆記テストがあります。発想力や構成力を問われるテストです。追い込まれたときにどれだけおもしろいことをアイデアとして出せるかを出題者は見ています。
ただしアイデアの質だけでなく、とにかく多くのアイデアを出すことも大切です。素人の学生が考える1個のアイデアはプロに比べれば大したことはなく、プロのクリエイターでも新しいアイデアを考えるときはとにかく量を出すということをやるからです。100点のアイデアをたった1個生み出すつもりで考え込んで手が止まるなら、10点を100個出すつもりでどんどん書いた方がいいです。

発想力や構成力などのクリエイティブな力を伸ばすには、とにかくたくさんの「インプット」と「アウトプット」をすることが必要です。
色々な方法があるのですが、インプットのために絶対やっておいた方がいいのは幅広いジャンルのテレビ番組を見ること。もし時間があるなら、テレビと競合になるメディアである「ネット配信番組」「Youtube」「映画」「書籍」などもおさえておくと安心です。
アウトプットのトレーニングでおすすめなのは「大喜利」です。与えられたお題に対して、スピード勝負で周りを納得させられる答えを出すという点ではクリエイティブテストで求められるものと同じ。大喜利のお題はネットにいくらでも落ちているので、ぜひ部活の仲間と楽しみながら対策してみてください。テレビ番組を見るときも、ただ見るのではなく「こうしたらおもしろそう」ということをとにかくたくさん挙げてみるといいかもしれません。

【実際にあった過去の例】
・ペットボトルを本来の使い方とは違う他の使い方20個挙げなさい
・テレビ局で5匹のペットを飼うとしたら何が良いか理由も含めて答えなさい
・外国の動物園でのアクシデント(溝に落ちた象の救出シーン)を見てタイトルをつけ、その後自分でベスト3を選びなさい
・天気予報番組を視聴率80パーセントにするにはどうしたらよいか 等

人脈と行動力が大切な広告業界ではOBOG訪問が大切

「OB訪問した人数を教えて」と聞かれることが多い広告業界。OB訪問をしている前提で印象的だった社員の話を聞かれたり、面接に行ったら何人の社員に会ったかという情報が人事に知られていたりということも。このように、広告業界ではOBOG訪問で何人の社員に会っているかが評価に影響を与えることも少なくありません。内定者の多くはだいたい5人以上にOBOG訪問しています。

なぜOBOG訪問を重視する企業が多いのかというと、人脈の広げ方や行動力をはかる要素になる、と考えられているからです。
多くの関係者を巻き込みながら、案件によってチーム編成を変え、最善のチームを作るための人脈、時代の流れを読み取りながら常に最新のコンテンツを生み出していく行動力が求められる業界で活躍できる素養があるかどうか、を見ているというわけです。
OBOG訪問において注意すべきことが、OBOGに会いたいと思ってもすぐに会えるわけではないということです。3月は広告業界の繁忙期であり、なかなか先輩のスケジュールを押さえることができません。さらに、後になればなるほど他の学生も動いているので先輩側のスケジュールも埋まりやすいです。どんなに遅くとも1月には会いたい人を見つけて訪問依頼を連絡できるようにしておきましょう。
OBOGを探す方法は下記コラムを参考にしてください。
https://asupura.com/2021/knowhow/detail.php?knowhow_id=4538

少しでもこれらの業界に興味があるなら早めから準備するのが吉

志望業界によっては特殊な準備を早め早めにしないといけない場合がある、ということは分かっていただけましたか。
まだ志望業界決められてないという人も、これらの業界に少しでも興味があるなら、早めに手を付けておいてください。今回紹介したような業界はすべて高倍率なので、ライバルたちもしっかり準備をしてきますし、テレビ局の場合、早いところでは12月にエントリーが始まるので、とにかく早く準備しておかないと間に合いません。21卒学生のうち、インターンに参加したいと思っている学生は9割もいるというデータも出ているので、ますます全体的に倍率があがるかもしれませんね。
何を準備しなければいけないのかわかっていれば、後は努力次第で内定の確率を上げられます。部活動に全力で挑める皆さんなら、努力で就活も成功に近づけられると信じています。

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