【コラム】インターンシップ選考が不安な人に伝えたいポイント

就活ノウハウ

選考を突破するには人事が何をみているか知ることが大切

こんにちは、アスリートプランニングの岡本です。

インターンシップ(通称:インターン)は応募した人全員が参加できるわけではありません。人気企業のインターンは応募者が多く、参加者を絞る必要があるからです。そこで、インターン希望者が多い企業は、採用選考とは別でインターンの参加者を決めるための選考を行います。
2017年度、インターンで選考を行っていた企業の割合は、全体では67.8%、従業員数5000人以上の企業では81.6%と、ほとんどの企業が選考を導入しています。少し前まで、インターンは意識の高い学生だけが参加するという位置付けでしたが、この数年で「インターンシップに参加しておく方が良い」という風潮が加速してきていることによる影響が大きいでしょう。
しかし、選考があるからと言って簡単に諦めてはいけません。インターンに参加した方がいいとされている業界もあるからです。

今回は、インターンの選考を突破するために押さえるべきポイント、準備すべきことを紹介します。

本選考で内定をもらえる学生がインターン選考に落ちることもある

インターンの選考と本選考の合格者には大きく分けると2つの違いがあります。

1つ目。本選考では、求める人物像に合致している上で、入社意思の強さによって内定を出す学生を選ぶ傾向があるため、優秀であっても「他の会社に行ってしまいそう」という理由で内定が出ない場合もあります。しかし、インターン選考においては、「そういう学生こそインターンに参加してもらって志望度をあげたい」と考える企業もあるため、志望度の高さに関係なく合格させるというケースも少なくありません。

2つ目。本選考では「面接で深堀りされて矛盾したことを答えてしまう子」は自己分析ができていないために言葉に説得力がなく落ちてしまうことが多いですが、インターン選考では「企業の雰囲気に合っていて、受け答えがしっかりできている子」であれば、その時点での自己分析が多少甘くても期待枠として合格を出してくれる場合もあります。インターンの選考では本選考ほど面接で深堀されないため、コミュニケーション能力がある程度あり、学生時代頑張ったことやインターンへの参加理由を答えられていれば合格にしているという企業が少なくないのです。

これらを踏まえると、インターンでは本選考と違う評価基準があるため、インターンに合格できても本選考では落ちてしまったり、逆に、インターンは落ちてしまったけど本選考で内定をもらえるということが起こり得る、ということです。

インターン選考で特に気をつけるべきポイント

前の章では、インターンの選考と本選考の合格者の違いについてお伝えしました。
ここからは、インターンの選考では何に気をつければいいのか、について詳しくお伝えします。

まず、応募するインターンの内容を調べて、参加する目的を考えておく必要があります。
インターンの選考でやりがちな失敗として、何となくインターンに応募したものの参加する目的が特になかったり、インターンで現場の仕事を体験してみたいと伝えたものの実際のインターンは座学のみだったという事例があります。参加したい理由がない、応募したインターンの内容を理解していないという学生をインターンに参加させたいと思う人事はどれくらいいるのでしょうか。それを考えると、事前の下調べは外せませんね。

もう1つは、インターンであってもエントリーシートは早めに提出したほうがいいということです。
インターン選考するような人気企業は、大勢の学生からエントリーシートが届くため、後半になればなるほど自然と合格基準が厳しくなってしまいます。美味しいものを毎日食べていると舌が肥えてくるのと同じ原理です。また、企業によっては早く届いたエントリーシートから順番に目を通すため、序盤に届いたものはしっかり読む時間をかけられるけれど、締め切り直前に届いたものは流し読みするしかない、ということがあります。締め切りギリギリということはそれほどインターンへの参加意欲も高くないと判断され、早めに提出した学生を優先させるなんてことも。
しかし、体育会学生はインターンに参加したいと思っていても、部活の予定が分かってから応募しようと考えている場合が多いです。しかし、予定が出た頃にはエントリーシートの提出締め切りギリギリになっており、慌てて書いた不十分なエントリーシートを送るということがよく起こります。せめて、いつでもエントリーシートを提出できるように、後は送るだけという状態まで準備しておくことをおすすめします。

書類選考におけるインターン特有のやりがちな失敗

書類選考でよく聞かれることは「なぜこのインターンに参加したいと思ったのか」「このインターンで学びたいことは何か」「学生時代に頑張った・挑戦したこと」「今後のキャリアについて」です。それぞれの質問に対するポイントをお伝えします。

■なぜこのインターンに参加したいと思ったのか・このインターンで学びたいことは何か
これらはインターンならではの質問です。しかし、「なぜこのインターンに参加したいと思ったのか」という質問に対して、意外と学生は「御社を志望しているからです」レベルの回答しかできなかったり、「このインターンで学びたいことは何か」という質問に対して完全座学のワークショップなのに「働く人の雰囲気を見たい」とずれた回答をしがちです。どちらの質問に対しても、インターンの内容について知っておかなければなりません。人事に「インターンの内容を理解してないな」と判断された時点でマイナス評価になりかねないからです。

インターンの参加理由が企業や業界そのものに興味があるためなのであれば、なぜ興味を持ったのか、なぜ魅力に感じたのかまで回答する必要があります。
さらに、それに加えて「インターンに参加したい理由」も考えてみてください。例えば、「実際にその業界で働いている人に話を聞きたいから」「ワークを通して自分の強みを把握したいから」など。
成長したい・スキルを身につけたいということであれば、そのインターンのどのワークでどこを伸ばし、どういう状態でインターンを終えたいのかを回答したほうがいいです。
また、インターンで学びたいことを回答する際は、自分の学びたいことが本当にインターンを通して学ぶことができるのかをあらかじめ確認しておきましょう。

■学生時代に頑張った・挑戦したこと
人事は何を頑張ったか、何に挑戦したのかを知りたいのではなく、何を考えて頑張った・挑戦したのかからあなたがどんな人物かを知りたいのです。そのため、やったことだけを日記のように並べて書くのはやめましょう。詳しい書き方は下記コラムを参考にしてください。
※10月15日公開予定【コラム】体育会学生がやりがちな自己PR・ガクチカの失敗

■今後のキャリアについて
この質問で人事は、「入社の目的を知ること」と「理想的な働き方が自社と合っているかを判断すること」を狙いとしています。このとき、自分の理想を並べるだけでなく、会社の利益に繋がると思ってもらえるかが一番大切です。理想のキャリアを実現するためにどうするのか、どのように会社に貢献できるのかまで書いて、入社して活躍できることを裏付けましょう。

人事に口説いてもらうためのアピールが必要、しかしやりすぎは危険

冒頭でもお伝えしたようにインターンの選考と本選考では評価基準が全く同じわけではありません。インターンの選考では、入社意思の強さに関係なく、単純に求める人物像に合っている学生を優先的に合格させるという企業もあります。
そのため、選考では人事に「今のうちに自社の魅力を伝えておきたい」と思わせることがポイント。インターンの選考では時間をかけて質問をしたりはできないので、最低限のレベルとして、基本的なやりとりに問題がなく印象が良い学生と思われることが大切です。他の応募者よりも目立たないといけないと思って、変わったことをやりすぎるのはあまりオススメできません(そういうのが好きな企業も一部ありますが…)。志望度が高いことをあえて隠す、他の企業に興味があることをチラつかせる、といったことをわざとらしくやる必要はありませんが、「この学生を捕まえておきたい」と思ってもらえるラインを狙っていきましょう。

インターンの選考対策は本選考でも必ず役に立つ

自分の志望する企業が、インターンへ参加したほうがいいとされている業界ならば、丸腰で臨んでチャンスを失うなんてことになってほしくはありません。インターンの選考は、企業がインターンシップに参加させる学生を選ぶために行っているものです。企業に「参加させる価値がある」と思われるためには、自分がどんなことをアピールすればいいのか考えて挑みましょう。
インターンの選考は就活全体でみればまだまだ序盤です。しかし、インターンの選考のために対策したことは本選考でも必ず役に立ちます。部活が忙しいという理由でインターンの選考をあきらめず、今回お伝えしたポイントを押さえてチャレンジしていきましょう。

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